消防法に基づき許可を得た地下タンクの貯蔵所・給油取扱所・一般取扱所・移動タンク貯蔵所などの施設には、消防法第14条3の2で、年1回以上の定期点検が義務付けられています。原則として年1回以上必要であり、さらに、認定業者によって行わなければなりません。また、点検記録の作成と保存が必要となります。
「消防法第14条3の2」
「政令で定める製造所・貯蔵所又は取扱所の所有者、管理者又は占有者、これらの製造所又は取扱所について自治省令で定めるところにより定期に点検し、その点検記録を作成し、これを保存しなければならない。
・ 消防法 危険物第四類について
品名 |
性質 |
指定数量 |
物品例 |
特殊引火物 | − |
50L |
ジエチルエーテル、二硫化炭素、アセトン |
第1石油類 | 非水溶性液体 |
200L |
ガソリン、ギ酸エチル、シクロヘキサン、酢酸エチル、ベンゼン |
水溶性液体 |
400L |
アセトン、アセトニトリル、(t)ブチルアルコール、ジエチルアミン | |
アルコール類 | − |
400L |
メチルアルコール、エチルアルコール |
第2石油類 | 非水溶性液体 |
1000L |
軽由、灯油、キシレン、酢酸アミル、スチレン |
水溶性液体 |
2000L |
アクリル酸、アリルアルコール、酢酸 | |
第3石油類 | 非水溶性液体 |
2000L |
クレオソート油、重油、アニリン、ニトロベンゼン |
水溶性液体 |
4000L |
エチレングリコール、グリセリン、メタクリル酸、酪酸 | |
第3石油類 | − |
6000L |
ギヤー油、シリンダー油、潤滑油 |
動植物油類 | − |
10000L |
ヤシ油、オリーブ油 |
他社との比較 1例
タンク清掃、気密漏えい検査(各配管)の場合
作業環境により価格は前後いたします。
内 容 |
中央油化の価格例(円) |
他社の価格例(円) |
20kl 未満 |
95,000前後より |
252,000より
|
50kl 程度 |
150,000前後より |
357,000
より |
配管単独検査 |
基本価格に含む |
1系統 42,000 |
異常ありの場合 |
個別検査 異常系統の調査無料 ※ |
異常ありの場合別途費用発生 |
備 考 |
重油、灯油にかかわらず割り増しなし |
灯油、軽油の場合割り増し |
※設備の状況により変化しますが、どの配管系列がもれているかの判断を行わせていただきます。
複数のタンクの清掃・検査を行うる場合は、上記価格より大幅に割引させていただきます。
Q1 |
地下タンク10Kl、 1機の タンク清掃、漏洩検査の施工時間はどれくらいですか? |
A1 |
標準的な作業時間を示します。 午前9時ごろから作業を開始して、 約1時間30分程度でマンホール解放。 清掃30分程度。配管プラグ等の検査準備1時間30分。 休憩後、気密漏洩検査1時間。設備復旧1時間。残油戻し15分。 午後3時頃、作業終了。 ただし、タンク容量 、残油量、配管経路等により時間は前後します。 |
Q2 |
地下タンクを廃止、撤去したいのですが、配管の油液をある程度取り除くことは可能でしょうか? |
A2 |
バキューム設備のある車両で、配管の油を吸い取ることが可能です。 ほぼ油を吸い取ったところで、対向する配管から中和剤を流しバキューム装置で吸い取ります。 解体が可能となります。 |